母校鷺高 観戦記(野球)

第100回 夏の全国高校野球選手権
東東京大会
<第1回戦 対京華商業戦>

7月8日(日)の正午過ぎに、紫明会役員の有志で母校鷺高の高校野球初戦の応援を行った。

1回戦の対戦相手は京華商業で、試合場所は府中市の明大グラウンド。日曜日ということで猛暑にもかかわらず、両高共に多くの生徒や保護者が観戦に詰めかけ、選手に熱い応援を行った。

試合は序盤から中盤にかけて京華商業のペースとなり、5回裏終了時点で1対5と4点のリードを許す! 先発投手がコーナーワークを気にする余りに甘い球を痛打されてしまったのである。鷺高も得点のチャンスがあったが、相手投手の重い球を今一つ捉えられず1点しか得点できなかった。

だが、鷺高は二番手投手の好投から流れをつかみはじめる。6回裏そして7回裏に得点し、8回表終了時点で4対6と2点差まで詰め寄った。

そして8回裏に、相手先発投手の疲れが見えた所を見逃さず、各打者が粘りの打撃を見せた。最後には相手投手の暴投を誘い、7対6と逆転した。

最終回。京華商業も最後まで粘りを見せたが、このまま7対6で見事勝利して2回戦進出を決めた。

在校中から卒業後30有余年、初めて勝利の瞬間を見て汗と共に滴り落ちるものを頬に感じた。最後まで粘り諦めない試合を見せてくれた選手にエールを送りたい! また試合観戦にあたり、野球部保護者会の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。

昭和58年3月卒業
清水 佳之

~その4日後~

同大会
<第2回戦 対王子総合高校>

7月12日(木)、2回戦に進出した母校野球部を応援するために、神宮球場へ出向いた。

対戦相手は、都立では強豪と知られる王子総合高校。当日は猛暑の真っ盛りで、千駄ヶ谷駅から球場に徒歩で到着するまでに、汗びっしょりとなった。

鷺高が一塁側のため、在校生の集団となっている応援席の近辺に着席し、応援を開始した。イニングが進んでも、試合展開が一向に思わしくならず、形勢逆転を願い球筋がよく見えるネット裏に移動した。

因みに、入場料は800円、全席自由に通行可能、終日観戦OKなので、野球好きには嬉しい限りである。

試合の結果は、残念ながら7回コールド 0対7で敗れた。コールド負けの割には善戦したものの、王子総合高校が一枚上手であった印象は払拭できない。

平日開催の試合となったため、卒業生と思しき人が少数であった。来年は、一人でも多くの卒業生に来場願いたいと思いつつ、帰路に就いた。

昭和40年3月卒業
芳賀 浩