2022年7月 母校鷺高 観戦記(野球)

第104回全国高校野球選手権大会
第1回戦 対 東高校戦

  2022年7月10日(日)9時より紫明会有志で母校鷺高の初戦の応援に行きました。

  待ちに待った3年振りの母校公式野球部の応援(当日は参院選でしたが期日前投票を済ませ応援に集中!!)です。場所は都営駒沢球場でした。東急田園都市線の駒沢大学駅から徒歩15分ほど。コロナ禍での大会のため手指消毒、検温後、3塁側に密にならないよう座って応援しました。いままで無観客での開催だったことを鑑みると、やっと高校野球が日常の姿に戻りつつあるなぁとの印象を持ちました。都内とは思えない緑に囲まれた自然を感じることができる立派な球場でした。LED使用の電光式の素敵なスコアボード。その左側には『全国高校野球選手権大会』、右側には『全国高校野球選手権東・西東京大会』の綺麗で大きな横断幕が輝いていました。



  昨日までの天気予報での豪雨を覚悟していましたが、朝から快晴となりました。屋根のない球場のため日陰は、球場の周りに設置されている大きな照明塔の影だけ。試合後半から雲が多くなりましたが、ほぼ日向だったため暑くて汗びっしょりの応援となりました。真夏の屋外での応援は帽子の持参は必須です。差し入れは保冷箱に入るロックアイスが大変喜ばれました。

  選手の白色ユニフォームの胸には『鷺宮』の大きな2文字が目立っていました。ピッチャーの躍動感のある投球フォームからは、伸びのあるボールが投げ込まれ、終始東高打線に的を絞りこませることはありませんでした。学校関係者・PTA・OB等々一丸となっての応援。ストライクを取るたびに皆で拍手しました。選手間守備中常に声を掛け合い、出だしはやや硬かったようでしたがフライやゴロをきちっと処理し、2回以降は1点も相手に与えることはありませんでした。一方の攻撃面。ファールが多かったと思っていましたら、3回以降は打線が爆発し、ヒットは合計10本となりました。うち三塁打が3本。逆転したときはマスクをしていたにもかかわらず思わず大声をあげていました。青空の下、打球が両翼91m、中堅120mの球場のあちこちに飛んで行き積極的に攻める伸び伸びプレーはワクワクドキドキしました。



  11時前に決着。7回裏コールドゲーム10-2で勝利しました。スコアボード先攻鷺高の8回の数字のところが青色になっていました。無茶苦茶嬉しかったです。
  試合終了後出入り口にて出てくる選手を迎えましたが、皆明るく笑顔が眩しかったです。
  応援にいった我々も元気をいただきました。拍手も声援も両校とも素晴らしかった!!


  皆様暑い中お疲れ様でした。ありがとうございました。

昭和58年3月卒業
井上伸一

「母校、都二次予選かく戦う」サッカー観戦記

平成30年度
第97回全国高等学校サッカー選手権大会
東京都大会 2次予選

 

夏の猛暑もようやく収まり、それでも、確かな秋を感じることができない。

10月14日日曜日、清瀬駅に集合した応援有志5名は颯爽とバスに乗り込み、会場へと向かった。
ほどなくして試合会場の東久留米総合高校グラウンドに到着。そこではすでに都立高校同士の熱戦が繰り広げられていた。
応援席らしいスペースはない。高く張られた緑色のネット下、狭い通路から声援を送るしかない。
この試合はなかなか決着がつかず結局、延長戦に突入。

お目当ての母校の試合は、45分ほど遅れて開始となった。
14時27分、キックオフ。相手校は私立城北。男子高らしくゴツゴツした体格の選手たち。
対する母校の選手たちはどこから見ても草食系。スラリとした体形で登場。
日曜日とあって、多くの男性OBやお揃いのシャツで応援するPTAの方々が見守る中、試合は進んでいく。
開始25分、やや小柄な相手選手が果敢なドリブルで我が陣の守りを突破しゴール。
ため息交じりだが、まだまだ前半と言い聞かせて反撃を待つ応援団。
同級生のサッカー部の練習をぼんやり眺めていたことはあったが、今回のような公式試合で選手たちの熱い息を感じながら観戦するのは初めて。わずかながら善戦の期待を持ってここに来た。
というのも在校していた、昭和47,8年頃の母校はサッカーの強豪校の一つで、都立勢で都代表になったのは、未だに野球の国立と我校のサッカー部だけと聞いていたからだ。

後半10分、試合が動く。ライン際の激しい球の奪い合いからCKを与え2点目を献上。
両選手とも疲れのせいかパス回しの制度やクリアーのボールにも力が入らない。
「まずは一点、一点返そう」とキーパーから激が飛ぶ。
全体的に選手同士の声がない静かな試合の上、パスミスしても「ごめん」とあやまる選手たち。この「やさしい」戦いにやや違和感を覚えた体育会系の人も多かったのでは。
ついに歓喜の時は後半26分。疲れの見えた相手のバックスをすり抜けたトップ下が左CKを奪い見事にゴール。待望の得点に応援席は歓声とハイタッチで応える。

残りの時間は両チームとも決め手を欠き、健闘むなしく2対1でゲームセット。
応援団の落胆の声もいつしか両校の健闘を称える拍手にかわる。
なぜかホッとした気持ちになり、勝敗の結果よりも充実感のようなものがこみ上げてきた。今回の応援メンバーそれぞれが、後輩たちのひたむきな姿に感動し、また共感し合える
機会を持つことを誓いながら、夕日の落ちる中、帰りのバス停に向かった。
頑張れ鷺高!!!

昭和50年卒 赤松弘久

母校鷺高 観戦記(野球)

第100回 夏の全国高校野球選手権
東東京大会
<第1回戦 対京華商業戦>

7月8日(日)の正午過ぎに、紫明会役員の有志で母校鷺高の高校野球初戦の応援を行った。

1回戦の対戦相手は京華商業で、試合場所は府中市の明大グラウンド。日曜日ということで猛暑にもかかわらず、両高共に多くの生徒や保護者が観戦に詰めかけ、選手に熱い応援を行った。

試合は序盤から中盤にかけて京華商業のペースとなり、5回裏終了時点で1対5と4点のリードを許す! 先発投手がコーナーワークを気にする余りに甘い球を痛打されてしまったのである。鷺高も得点のチャンスがあったが、相手投手の重い球を今一つ捉えられず1点しか得点できなかった。

だが、鷺高は二番手投手の好投から流れをつかみはじめる。6回裏そして7回裏に得点し、8回表終了時点で4対6と2点差まで詰め寄った。

そして8回裏に、相手先発投手の疲れが見えた所を見逃さず、各打者が粘りの打撃を見せた。最後には相手投手の暴投を誘い、7対6と逆転した。

最終回。京華商業も最後まで粘りを見せたが、このまま7対6で見事勝利して2回戦進出を決めた。

在校中から卒業後30有余年、初めて勝利の瞬間を見て汗と共に滴り落ちるものを頬に感じた。最後まで粘り諦めない試合を見せてくれた選手にエールを送りたい! また試合観戦にあたり、野球部保護者会の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。

昭和58年3月卒業
清水 佳之

~その4日後~

同大会
<第2回戦 対王子総合高校>

7月12日(木)、2回戦に進出した母校野球部を応援するために、神宮球場へ出向いた。

対戦相手は、都立では強豪と知られる王子総合高校。当日は猛暑の真っ盛りで、千駄ヶ谷駅から球場に徒歩で到着するまでに、汗びっしょりとなった。

鷺高が一塁側のため、在校生の集団となっている応援席の近辺に着席し、応援を開始した。イニングが進んでも、試合展開が一向に思わしくならず、形勢逆転を願い球筋がよく見えるネット裏に移動した。

因みに、入場料は800円、全席自由に通行可能、終日観戦OKなので、野球好きには嬉しい限りである。

試合の結果は、残念ながら7回コールド 0対7で敗れた。コールド負けの割には善戦したものの、王子総合高校が一枚上手であった印象は払拭できない。

平日開催の試合となったため、卒業生と思しき人が少数であった。来年は、一人でも多くの卒業生に来場願いたいと思いつつ、帰路に就いた。

昭和40年3月卒業
芳賀 浩